《多次元メガロマニア》
2011/07/09 (Sat) 02:14:07
可愛らしい(非常に似合わないw)制服を着てバイトしているエッジ。他自由でv
Re: - asato
2011/07/10 (Sun) 13:50:19
「ん?」
リビングのテーブルの上に置かれたままだった、持ち主不明の雑誌を、なんとなくパラパラと見ていたラッツベインの指が止まる。
不自然に付けられたドッグイヤー。
(母さんかな? ……いや違うか)
持ち主は、おそらく母か三女のラチェットだろう。ドッグイヤーもただ偶然付いたものかもしれない。
ラッツベインは、ページの折れ目を直して雑誌を閉じた。
折れ目が付いていたページは、可愛い制服の写真が載った求人広告のページだった。
Re: 【オーフェン】エッジのバイト - yuuki URL
2011/08/22 (Mon) 08:11:44
「なんで?」
財布の中を弄り必要数に達していないことを再確認する。すでに3回目だ。
「…なんで?」
コツコツと貯めていった貯金箱を覗き込み振る。
出てくるのは数枚の貨幣。まったく足りない。数え終えた貨幣を貯金箱に戻す。因みに5回目の確認だ。
「な…んで…?」
10回目の疑問符を口にし遠くを見つめる。
何でも何も理由は分かっていた。罰金だ。
市内での魔術の行使による罰金。普通、魔術士が無意味に魔術を行使することはないのだが
『なぜか』私達姉妹(私と姉だが)は行使することが多く、それに比例して懐が寂しくなっていく。
「姉さんが悪いのよ…」
恨み言を呟き肩を落とす。
いつも真っ先に魔術を撃ってきてつられてかえす事になるのだ。ほっといてくれればいいものをすぐ干渉してめちゃくちゃをしてくる。
ふつふつと怒りが込みあがってくるのが分かるが今考えるべきことはそんな事ではなかった。
頭を切り替え対策を練る。必要なのは金だ。
別に大金じゃなくていい。ほんのちょっと必要なのだ。
ゆっくり立ち上がり部屋を回る。
考えを練るが、練るほどの大層な悩みでもなく答えははっきり、そしてあっさり出てきた。
「バイトしかないか…」
エッジはため息まじりに息を吐き出した。
~続く